
現地時間5月3日、CCTVの記者らは、米国の投資家ウォーレン・バフェット氏が同日、バークシャー・ハサウェイの年次株主総会で、年末に引退する予定であると発表し、出席していた株主らに衝撃を与えたと報じた。バフェット氏は、バークシャー・ハサウェイの取締役会に対し、年末に非保険事業担当副会長のグレッグ・アベル氏が最高経営責任者(CEO)に就任するよう推薦すると述べ、アベル氏がCEOを務めるには適切な時期だと考えていると語った。
AP通信によると、バフェット氏は5時間の質疑応答の後、一切の質問に答えることなくこの発表を行った。バフェット氏は、この件について知っていた取締役は2人の子供、ハワード・バフェット氏とスージー・バフェット氏だけだったと述べた。
長年、アベル氏はバフェット氏の後継者に指名されていたが、バフェット氏の死後までは引き継がないだろうと常に信じられていた。 94歳のバフェット氏はこれまで、引退する予定はないと一貫して述べてきた。
多くの投資家は、アベル氏がバークシャー・ハサウェイの経営で良い仕事をしてくれると信じていると言うが、同社の現金投資で彼がどれだけ良い成果を上げられるかはまだ分からない。
バフェット氏はバークシャー・ハサウェイ株を売却するつもりはなく、最終的には寄付するつもりだと述べた。